「待ち」の構築
〈「待ち」の要素〉
「待ち」は以下の要素で構成されています。
①ハンデス
②オーブ回復
③退避回収
④絆回収(絆回復)
⑤後衛対策(移動効果、効果撃破など)
構築によっては全ての要素が入らない可能性もありますが、基本的にはこの5つの要素が考えられます。
これらの要素を含むカードを入れると、自然に50枚近くになるはずです。
〈主人公の枚数〉
自分は主人公の枚数は基本的に「10枚」にしています。
これには特に深い意味はないです。
むしろ残りのデッキ枚数が「40枚」になることに意味があります。
〈入れる枚数〉
サイファは同じカードを最大「4枚」まで入れることが出来ます。
重要度によって枚数を調整するのが基本ですが、私は基本的に最大枚数しか入れません。
主人公10枚を除いたデッキ枚数が40枚なので40÷4=10、つまり主人公以外のカードはデッキに「10種類」ということになります。
これは私が使っている「赤単マルス」です。
「マルス」が10枚、後のカードが全て4枚ずつ入っています。
〈選択肢を限定する〉
デッキに入っているカードの種類を減らすことで、選択肢を限定することが出来ます。
つまり、常に同じ選択肢を選びやすくなり、同じ動きをしやすくなります。
逆に言えば、選択肢が少ないので同じ動きしか出来ないとも言えます。
自分は、やりたいことを明確にしないとTCGをやってても楽しくないので、選択肢を限定してやりたいことを選べる確率を上げています。
〈絆にカードを置きやすい〉
最大枚数にしていると、絆にカードを置く時に「まだデッキに3枚あるから、置いても後で引ける(退避に落ちる)から大丈夫」という心理が働き、置きやすくなります。
絆回収を入れてたとしても、絆回収のカードを引けない可能性もありますし、出すタイミングがない可能性もあります。
サイファは絆フェイズで時間を消費しがちなので、ここの時間を短縮することは重要だと思っています。
〈引けるカードを推測しやすい〉
デッキに入ってるカードの種類が少なければ、絆や退避の状況から引けるカードを推測しやすくなります。
例えば相手ターン中に「多分次のドローでアレかアレを引くからこうしよう」という思考をすることが出来ます。
また、引けるカードの種類が少ないので、想定すべきパターンも少なく済みます。
〈無駄になるカード〉
当然、最大枚数を入れると、無駄になった時のリスクが大きくなります。
例えば自分はハンデス対策に1Cの「ルフレ(男)」を4枚入れてますが、これについてはいろんな人から「多過ぎでは?」という指摘をいただきました(それはそう)。
自分は「そのカードが活躍するメリット」と「そのカードが無駄になるデメリット」を天秤にかけ、メリットの方に傾けば入れるようにしています。
つまり「ルフレ(男)」が活躍するメリットの方が、「ルフレ(男)」が無駄になるデメリットよりも大きいと判断したから、入れている訳ですね。
一時期、踏み倒し対策に3Cの「ヴェロニカ」を入れるか悩んでいた時期がありましたが、これは無駄になるデメリットの方が大きいと判断したので、抜きました(横須賀権利戦)。
まあ色々説明してきましたが、最大枚数を入れるのは自分のTCGにおけるジンクスみたいなものなので、戦術的な意味はないかもしれません。
1~3枚にするためには、その枚数である理由を途方もない試行回数から検証して導き出さないといけないと思っているので、その労力を避けているのかもしれません。
〈「エリーゼ」を組まない理由〉
「エリーゼ」は強力な回収効果を持っているので、デッキのカード種類を増やした方が対応力が上がって圧倒的に強いと思っています。
つまり、最大枚数を入れると「エリーゼ」の利点が失われます。
だから私にとって「エリーゼ」は敵、倒すべき敵、なんですね。
という訳で『「待ち」の構築(嘘)』でした。