「待ち」の流れ

〈「待ち」は難しいのか?〉

たまにTwitterで「待ちは難しい」という主旨の呟きを見ます。

この場合の「難しい」には2種類の意味があると思います。

①「待ち」のやり方が分からない

②「待ち」の勝ち方が分からない

今回は①について考察していきたいと思います。

 

〈「待ち」の流れ〉

自分は「待ち」の流れを次のようにイメージしています。

①耐久フェイズ(序盤)

②妨害フェイズ(序盤~中盤)

③虚無フェイズ(中盤~終盤)

④踏込フェイズ(終盤)

 

〈①耐久フェイズ〉

序盤はとにかく生き残ることだけを考えます。

相手主人公が射程1で殴りに特化している主人公(デッキタイプ)なら、壁となるキャラを前に出して、自分の主人公は後ろに下げます。

ただ相手がそれほど殴りに特化してないなら、無闇に壁は出さない方が無難です。

この「壁を出すか出さないか」の判断基準は、いろんな主人公と対戦して自分で決めておく必要があると思います。

また、相手が盤面にキャラを展開してきた場合は全力で迎撃します。

「待ち」デッキは支援値が低めなので戦闘力で勝てない場合もありますが、必殺札があるなら投げるべきです。

相手の盤面にキャラが残ると次の相手ターンの攻撃回数が増えてしまうので、自分が生き残れない可能性が高くなります。

「待ち」デッキはどんどんオーブを割られて手札が増えるので、必殺や壁の回避に使いましょう。

相手の支援で祈りの紋章が出ることも想定して迎撃しないと泣きを見ます(笑)

耐久フェイズは「ジェニー」をOCしてある程度の余裕が出て来たら終了です。

 

〈②妨害フェイズ〉

中盤はとにかく妨害(ハンデス)をします。

余裕があれば序盤に「ヘンリー」の「死の呪い」を使っておくのも視野です。

「デューテ」はハンデスしながら攻撃も出来るので、必須ですね。

理想は相手の手札をゼロにすることですが、出来れば絆も使わせておきたいです。

 

〈③虚無フェイズ〉

謎のフェイズです。

しばらく相手に何も出来ない虚無のターンを過ごしてもらいます。

この間に主人公の回避札を揃えたり、盤面を増やしたり、3C「ノノ」や「ミルラ」で絆を回収します。

もし主人公の回避札が薄くて危ないなら、主人公は後ろに下げておきます。

ここまで来ると、かなり勝利を意識し始めます。

盤面のオーブ差は酷いことになっていますが(笑)

 

〈④踏込フェイズ〉

ある程度の虚無を過ごしたら、いよいよ相手主人公を攻撃します。

「エフィ」を採用しているなら、OC連打でオーブを焼きます。

「エフィ」がないなら地道に1~2枚ずつオーブを割っていきます。

割りすぎると思わぬ反撃を受ける可能性があるので注意です(特に神速回避不可)。

「ヘンリー」があるなら、オーブを割って増えた手札を「死の呪い」で落とせるので安全に攻撃出来ます。

 

〈「待ち」は慣れ〉

ここまで流れを説明しましたが、これはあくまでも例なので、実際の対戦では予想外のことがたくさん起こります。

ですので、「待ち」を使う場合はいろんなデッキと対戦して勝ちパターンや負けパターンを覚えておいた方がいいと思います。

あと自分はあまりありませんが、「待ち」の性質上、長期戦になるので時間切れにも注意です。

虚無フェイズが長すぎると時間が足りなくなるので、踏込フェイズに移行するタイミングを体で覚えましょう。

 

という訳で『「待ち」の流れ』でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ち」の定義

〈はじめに〉

このブログは「サイファ」というTCGの「待ち」戦略の備忘録です。

私はサイファを始めて1年ちょっとくらいですが、諸事情(社会の闇)によりサイファを定期的に出来ない状況になりました。

そこでまだ記憶が鮮明なうちに、サイファにおいて自分が愛用していた「待ち」という戦略について言語化しておこうと思い、このブログ(備忘録)を始めました。

あくまで備忘録なのでお見苦しい部分もあるとは思いますが、何かの参考になれば幸いです。

 

〈「待ち」とは?〉

さて、まずは「待ち」について書かなくてはなりません。

自分は「待ち」をこう定義しています。

『自分の主人公、および味方が相手主人公を攻撃できる状況にあるにも関わらず、相手主人公を攻撃しないこと』

サイファは相手主人公を撃破してオーブを割り、オーブがない状態で撃破することで勝利となります。

つまり「相手主人公を撃破することで勝利に近付いていく」ゲームです。

そう考えると「待ち」は勝利から遠ざかっているように見えますね。

では、なぜ「待ち」をするのでしょうか?

 

〈オーブを割ることの意味〉

「相手主人公を撃破する」は「相手のオーブを割る」とほぼ同義です。

そして割れたオーブは手札になります。

つまり「相手主人公を撃破すると、相手の手札が増える」のです。

……当たり前ですね(笑)

ただ、このサイファというTCGでは手札を増やす効果にはそれなりのコストを要求されます。

例えば1Cには、2リバースで退避のキャラを1枚回収できるキャラが数多くいます。

2リバースで手札が1枚増えるように見えますが、実際は1Cキャラを手札から場に出している(手札が1枚減っている)ので、手札は増えていません。

純粋に手札を増やす効果には、それなりに重いコストが設定されています。

ですので、オーブを割られることでコストなしで手札が1枚増えることは、オーブを割られた側にとってはとてつもないハンドアドバンテージを得ていることになります。

 

〈オーブが割られることのメリット〉

オーブが割られることには、以下のようなメリットが考えられます。

①オーブからCC札を確保

②絆に置くカードの確保

③必殺札、回避札の確保

④コンボパーツの確保

それぞれのメリットの説明は割愛しますが、基本的にはいいことだらけですね。

まあ「オーブが割られて敗北に近付く」というリスクを考えれば、このぐらいのメリットは欲しいところです。

 

〈なぜ待つのか?〉

一言で言えば「相手がメリットを享受するのを防ぐため」です。

「相手がメリットを享受する」

→「相手が理想的な動きをする」

→「自分が不利になる」

→「自分が敗北する」

自分はこういう思考回路でサイファをしているので、サイファには「相手主人公を撃破することで敗北に近付いていく」という性質もあると感じています。

よく出来たTCGですね!(まとめたつもり)

 

という訳で『「待ち」の定義』でした!