「待ち」の選択

〈14弾環境の「待ち」〉

気付いたら14弾が発売していました(笑)

環境が変わっても「待ち」は続けていきますが、自分の中で使う主人公の方向性はかなり固定化された気がします。

12弾までは「チキ」を使っていましたが、13弾からは「マルス」を使い始めて、おそらく14弾も「マルス」を使い続ける予定です。

今回は「チキ」から「マルス」にシフトした流れを整理してみたいと思います。

 

〈環境の高速化〉

OCの登場でサイファは高速化が進みました。

殴り切りのデッキは「OCされる前に勝つ」が前提で組まれています。

13~14弾の収録カードを見ても、高速化を促進させようという意図が汲み取れます。

そうなると問題になるのが「チキ」の耐久性の低さです。

絆が4枚になるまで受け20であり、無色チキにCCするまで相手の猛攻に耐えるのはかなり厳しいと言えます。

また、CCをすると射程が1になってしまうので後衛に触りにくくなるのも無視出来ません。

かといってCCをせずに後衛を触りに行けば受けは50なので、厳しいことに変わりはないですね。

その点「マルス」の場合は2~3ターン目にCCして戦闘力60~70になれる上、「エリス」がいればさらに戦闘力+10されるので、序盤の耐久性に優れています。

「エリス」は相手の攻撃を誘引する役目もあるため、見た目以上の耐久性があります。

 

〈虚無耐性〉

最近は「待ち」を使ってると、なかなか虚無フェイズが来ないという印象を受けます。

これは言い換えれば、妨害フェイズが終わらないということです。

妨害(ハンデス)しても相手が息切れをせずに攻撃してくるため、こちらが受けきれずに負けるパターンが多いです。

ゆえに「妨害しながらアドバンテージを稼いで耐久もする」必要があります。

そうなると「チキ」の場合は相手を攻撃してアドバンテージを稼ぐため、相手主人公のオーブを割らざるを得ない状況が生まれてしまいます。

これではそもそも妨害になっていません。

また効果で絆を増やすだけでは手札が増えないので、絆のアドバンテージを手札のアドバンテージに変換する必要があります。

この作業を相手の攻撃を凌ぎながら妨害をしている中で行うので、かなり難易度は高いと言えます。

その点「マルス」の場合は相手の妨害をしながら盤面を取っていけば、相手主人公に攻撃することなく手札のアドバンテージを稼ぐことが出来ます。

マルス」のドローで回避札を引けることも多く、無理なく妨害と耐久の両立が出来ます。

 

〈要求深度の低下〉

周知の事実ですが、「待ち」の深度で比べれば「マルス」よりも「チキ」の方が優れています。

ただ、今の環境で勝つなら「マルス」の深度で十分だと感じています。

予想される「待ち」対面として「エリーゼ」がいますが、「エリーゼ」は「チキ」でも(「待ち」では)かなり不利ですし、相手が「チキ」なら待たずに殴ってしまえばいいと思います。

「チキ」ほどの深度を勝つために要求されてない以上、リスクが少ない「マルス」を握った方が勝率が安定するような気がします。

おそらく「チキ」をまた握るようになるのはCCコスト2~3の「花嫁チキ」が来てからになると思います。

……来ないと思いますが(笑)

という訳で、「待ち」の選択でした。